とにもかくにも

岡山県在住のプロベンツァーが日常を綴る

とあるニモクの資産運用

仕事を始めて5年。
実家暮らしで特に使い道もなく、趣味と言えるものもない私の貯金は、みるみる内に増えていった。

・・・刺激が欲しい。

変わらない日常、変わらない仕事、変わらない給料。
一言でいうと、私はこの日常に飽きていたのだ。

実家を出て一人暮らしを始めたある日、携帯に一通の連絡があった。

自分で設定した着信音に驚きつつ出てみると、銀行からの連絡だった。

「資産の運用をしてみませんか」

資産?何の話だろう。最初は詐欺ではないかと疑った私であったが
どうやら正当な企業の従業員らしい。
とりあえず、予定が合うときに話をしようということになった。

資産の運用?株か?積立金か?
正直、そんなリスクの高そうなやり取りをしたことがない私は、内心ビクビクしていた。

だが、このまま仕事だけで貯めるのも退屈だ。
なんにせよ、退屈な日常から抜け出せるような気がした。

資産の運用なのでお金を増やす、その逆で減る可能性だってある。
ま、何をやるにしてもリスクはある。
話だけでも聞いてみるか。


☆続く☆